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第42回サインアートコンクール入賞作品

サインアートコンクールは(一社)静岡県技能士会連合会と共催で行う「静岡県広告美術技能競技大会」と併催しております。

静岡県広告美術技能競技大会は審査の点数90点以上で静岡県知事賞、80点以上で優秀賞、70点以上で優良賞、60点以上で敢闘賞というのが受賞基準となっています。

今年度は26点の出品があり、県知事賞を受賞した作品は1点、優秀賞2点、優良賞10点、敢闘賞7点という結果でした。

【県知事賞 5年以上 粘着シート仕上げの部】

有限会社キヨシ看板店 鈴木淑仁さん
タイトル:「ステンドグラスアート展」


製作意図:粘着シートの透過フィルムは光が入ると、とてもおもしろい表現できるんではないかと思いステンドグラスを選びました。粘着フィルムの色数は11色と、とても少なく、多彩に表現するには何層にも重ねてみたりガラス調フィルムを貼ってみたり、あるいは半透過フィルムを貼ってみたりとやりながら確認しながら作ってみました。光があたらなければこの作品の良さが表現できないので光が当たるところで展示して下さい。この作品はサインアート用に作った架空の看板で、実際のものではありません。

【優秀賞 5年以上 粘着シート仕上げの部】

アートスタジオ・ヤマ 松井勝彦さん
タイトル:「飢餓のない世界を目指して」

【優秀賞 5年以上 ミックスの部】

(株)サインズアース 齊藤佳那さん
タイトル:「自 由」

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県知事賞と優秀賞の作者のお二人は、今年の技能グランプリで金賞を受賞されています。
松井さんはペイントで金賞を受賞されましたが、今回は粘着シートで出品されました。アクリル板を2枚重ねて立体的に見えるような工夫があったり、文字も全て機械を使わず手切りで製作。実は作品の裏側にLEDを設置して光を透過する装置まで設置してある大作で、見事優秀賞を受賞されました。

広告美術の国家検定や技能グランプリの職種でいう「粘着シート仕上げ」では、この2作品のようにフィルムを切り貼りして作製するものです。
現代ではパソコンでデザインした画像を印刷したフィルムを貼るという作業が多いのですが、このような高度な計算と技、創意工夫に満ちた看板を見ると、やはり感動を覚えます。

看板は「伝えるツール」です。
今回もすべての出品作品が、情報だけでなく、作者の思いや熱意も伝えてくれました。

42回目となったサインアートコンクールですが、来年はさらに多くの人に参加していただき、多くの方に見ていただけたらと思います。

 

 

 

 

サインアートコンクール(静岡県広告美術技能競技大会)

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