静岡・愛知・岐阜・三重の4県の屋外広告業組合で構成する、東海広告美術業組合連合会では毎年、国交省・県・市の景観行政担当課の担当と関連団体、及び広告美術組合の各県の代表により、官民協議会を開催しています。
前半は各県の担当と組合員とで、テーマについてグループ協議が行われ、後半は各グループからの発表が行われます。
事前に行ったアンケートをもとに、それぞれの立場から現状や、問題解決の方法について意見を出し合います。
「看板の安全について」がテーマであった時には、屋外広告物の点検の必要性について、施主・オーナー・管理者の意識がまだまだ低く、業者から必要性を説明しても「また何か売ろうとしている」という穿った取られ方をされがちで、行政からの指導が必要であるといった意見や、
現状の点検報告書では、「今時点では問題がないが、次回点検時までには必ず改善が必要である」といった内容を記載することできない為、改善が必要であることをオーナーや管理者が認識することが出来ないなどの問題点が挙げられました。
屋外広告物はただでさえ風雨にさらされ劣化していくのは当然であるうえ、最近は熱波や強風・豪雨などの異常気象で思いがけなく破損することも多いため、広告物の所有者や管理者にもその認識をしっかりと持っていただくことが屋外広告物の安全対策には不可欠です。
官民で協力して更なる周知に努めるとともに、業界においては屋外広告物点検技能講習や屋外広告士試験の実施や普及に努め、点検者の質を高めることが重要であるとの認識を確認しました。
また日広連会員は屋外広告物賠責保険に入ることが出来ます。
点検業務オプションが標準装備されているので、目視点検等の点検においての不備により生じた損害についても補償されます。