6月18日(月)の静岡新聞に昨年静岡で開催された第29回技能グランプリで見事銀賞を受賞した、当組合浜松支部の上村浩太氏(㈱ミキ画房)の取材記事が掲載されました。
看板の手描きの技能は、映画看板全盛期をピークに現代では需要が減ってしまいましたが、屋外広告業者が将来に継承したい大切な技能として当組合では、その技能を国で証する「広告美術ペイント仕上げ作業」の受験を奨励し合格支援を行ったり、毎年屋外広告の製作技能やアイデア等を競い合う静岡県広告美術技能競技大会を開催しています。
(昨年の競技大会の様子)
ですので、このように新聞記事に広告美術の技能士について取り上げていただけることは大変喜ばしいことだと思います。
残念ながらペイント仕上げ技能検定はその需要とともに受験者も減少の一途である為、現在では3年に一度の受験機会となってしまいましたが、広告美術技能士の資格は屋外広告業者の為の唯一の国家資格であり(屋外広告士は国交省認定の民間資格です。)、業務主任者、経審の加点評価等になるほか、静岡県では4m以上の堅牢な広告物の点検資格者にもなる予定です。
また、上村浩太氏のように自慢の技能で技能グランプリに出場する人にとっては、技能検定の1級合格は出場の為の必須条件となります。
(技能グランプリで作品に挑む上村氏)
当組合では老若男女問わず、この大会にチャレンジする方が途切れず連続出場を誇っています。
日本中から選りすぐりの技能士が競い合う中、上村浩太氏は昨年の技能グランプリで念願の上位入賞(銀賞)を果たしました。また銅賞には若手の女性技能士である守屋一美さん(㈱サインファースト/浜松支部)が入賞し、静岡県代表としてダブル入賞で表彰台に上がりました!
(銅賞の守屋一美さんの制作風景)
他2名も健闘しました!
表彰式には浩太氏の父、上村計介氏(広告美術工として現代の名工に選ばれています)が代理登壇。
来年はまた大会開催の年であり(平成31年3月)、開催地兵庫県にまた静広美は選手を送り込みます!!
これからも、静広美は技能士育成と技能継承に励んでいきます!