静岡県は6月12日から7月9日まで、屋外広告物条例の改正案についてのパブリックコメント(県民意見募集)を行いますので、必ずご確認いただきますようお願いいたします。
計画案の概要
県民意見の募集について
屋外広告物点検報告書 現行と改正案
どのような改正ですか?
①4m以上の堅牢な看板の点検者の資格として「屋外広告物点検技能講習」の受講が加えられます。
平成27年2月の札幌市で起きた看板落下事故から国交省や業界団体において、看板の安全点検について様々な動きがありましたが、昨年静岡県でも第一回を開催した、日広連とサイン協会の主催する「屋外広告物点検技能講習」の講習が、4m以上の堅牢な看板の点検者の資格として静岡県内でも条例で規定される方向となりました。
②屋外広告物点検報告書の点検項目が細分化されます。
これまで6項目だった点検項目が細分化され、17項目となります。
③点検実施者の資格から「屋外広告業者」と「屋外広告物講習会修了者」の記載がなくなります。
改正案では「堅牢な広告物(建築確認が必要な4m超の広告物)」の点検者の資格は主に
・屋外広告士、
・広告美術仕上げ技能士等(等=広告美術科の職業訓練指導員と職業訓練修了者)、
・屋外広告物点検技能講習修了者
の3つとなります。(補足の記事もご参照ください。)
これらにより、4m以上の堅牢な看板の点検がより安全に行われるようになることが予想され、また「屋外広告物点検技能講習」の実施・運営団体として「日広連」や「静広美」についても屋外広告業団体としての信用度や知名度が上がることも考えられ、当組合にとってもこの改正は大変良い機会であるといえると思います。
なお、静岡県内での「平成30年度屋外広告物点検技能講習」は平成31年1月13日(日)静岡県教育会館(静岡市)で開催する予定ですが、今回の改正ののち将来的には4m超の広告物以外についても徐々にこの講習会修了資格が必要となって行く動きですので、必要な方はなるべく早めに受講することをお勧めします。
屋外広告物点検技能講習についてはこちらをご覧ください。